【数的推理・高卒向け】公務員試験でよく出る問題の解き方 嘘つき問題編基礎

今回から公務員試験に出る数的推理の解き方について、パターンごとに解説していきたいと思います!

まず初めに、「嘘つき問題」についてやっていこうと思います!!

嘘つき問題とは??

登場人物たちがそれぞれ「正直者」か「嘘つき」かに分かれていて、その発言内容をもとに誰が正直者なのか、誰が嘘つきなのかを推理する問題です。

ルールは2つだけです。

・正直者は絶対に発言の全て真実を言う。

・嘘つきは必ず発言の全て嘘をつく。

この2つのルールを押さえて解いていきましょう!基本の解き方

ここでは私がやっていた、基本となる解き方を解説していきます。

1、誰か1人を選んで、仮定する。

 誰か1人を「正直者」または「嘘つき」と仮定し、矛盾が生じるかを調べていく。ここで正直者か嘘つき仮定するのは、問題文を見て、どちらを聞かれているのかで判断しましょう!

2、矛盾が出たら仮定を別の人にする。

 途中で仮定に生じた場合、仮定する人を変えていく。

3、最後に全部を確認する。

 全員の発言に矛盾なく確認できれば、それが答えとなります!

まずは基本!解き方解説その1(例題あり)

では、ここから問題を解きながら解き方の解説をしていきます。

ある村にA、B、Cの3人がいます。この中に1人だけ嘘をついている場合、嘘つきは誰か??

A 「Bは嘘つきだ」

B 「Cは嘘つきだ」

C 「私が本当のことを言っている」


【解説】

まず、問題で聞かれていることは、「嘘つきは誰か?」なので、1人ずつ嘘つきと仮定して、考えていきましょう!

①A嘘つきと仮定した場合

Aの発言は「Bは嘘つき」です。これが”嘘”となりますので、Bは正直者となります。

Bは正直者というのを踏まえて、次はBの発言を見ていきましょう。Bの発言は「Cは嘘つき」です。この発言は、”正直者のB”の発言なのでCは嘘つきとなります。

そして、”Cは嘘つき”としてCの発言を見ていきましょう!Cの発言は「私は本当のことを言っている」です。つまり、”嘘つきのC”は自分のことを”正直者”だと言っています。ここでBの発言とCの発言に矛盾が生じることになりますので、Aは嘘つきではないというのがわかります。

②B嘘つきとして仮定した場合

Bの発言は「Cは嘘つき」と言っています。これが”嘘”となりますので、Cは正直者となります。

続いて正直者としてCの発言を見ていきます。Cの発言は「私は本当のことを言っている」です。”正直者のC”が自分自身のことを”正直者”だと言っているので矛盾はありません!

そして、Aの発言を見ていきます。この問題では、嘘つきは1人だけと書いていますので、”Aを正直者”としてみていきます。Aの発言は「Bは嘘つき」です。今回は、”Bを嘘つき”と仮定して、考えているのでAの発言も矛盾がありません

つまり、正解はBとなります!!

【参考・ワンポイント】

注目してほしい発言が、BとCの発言です。Bは「Cは”嘘つき”」と言っていて、Cは自分自身のことを「私は”正直者”」だと言っています。このBとCの発言に矛盾が生じているのがわかると思います。

このように仮定する前に矛盾が生じていた場合、Aの発言は仮定する必要はありません。BとCを嘘つきと仮定して問題を解いていくと、時短になっていきます!ただ、最初は慣れるためにも、一つずつ解いていきましょう!!(今までの経験で、このように発言だけで矛盾がわかる問題は少ないですが、参考までに!!)

【少しだけ難易度UP!】解き方解説その2(例題あり)

続いて少し難しい例題を出していきます!上のやり方を参考に解いていきましょう!!


村にはA、B、C、Dの4人がいます。この4人が次の発言をしているとき、正直者は誰か??

A「BとCは同じタイプ(両方正直者か両方嘘つきか)である」

B「AとDは違うタイプである」

C「Dは嘘つきである」

D「Bは正直者である」


【解説】

少し難易度が上がりましたね!ただ、慌てず、1個1個丁寧にみていきましょう!

聞かれているのは正直者は誰か?ということでAから正直者として仮定していきましょう!!

Aを”正直者”と仮定して、Aの発言から「BとCは同じタイプ」だからさらにBとCを”正直者”として仮定して、さらに”正直者”のBの発言から「AとDは違うタイプ」だからAが”正直者”なら、Dは嘘つきで、、、

こんなことをしていたら、ややこしくなってしかも時間が足りません!!

楽をしましょう🔥

発言に注目してください!!この4人の中で発言が単純なのはCとDです。そのため、CとDから正直者として仮定して、発言に矛盾があるか見ていくことのがいいでしょう!

①Cを正直者と仮定した場合

C「Dは嘘つきである」→”Cは正直者”なので”Dは嘘つき”

D「Bは正直者である」→”Dは嘘つき”なので”Bは嘘つき”である

B「AとDは違うタイプである」→”Bは嘘つき”なので”AとDは同じタイプ”になる

ここで、Bの発言でAとDは同じタイプというのがわかりました。”Dは嘘つき”とわかっているので、”Aも嘘つき”となっています。まとめると、Aは嘘つき、Bは嘘つき、Cは正直者、Dは嘘つきとなります。そしてAの発言を見ていきましょう!

A「BとCは同じタイプである」→”Aは嘘つき”なので「BとCは違うタイプ」になります。

全ての発言に矛盾はありません!つまり正直者はCとなります!!

【ポイントまとめ】

・まずは聞かれていることは何かを確認しましょう!(嘘つき問題だけではなく公務員試験全ての問題共通で!!)

・発言を見て、発言だけで矛盾しているものを確認!仮定する前に、簡単な発言をしている人を探してその人から仮定をする!!

・発言内容を1人ずつ検証していく!!

これらのことを踏まえて、冷静に整理していけば、必ず解けますので、沢山練習問題をやり、慣れていきましょう!!

嘘つき問題まとめ

嘘つき問題は整理力がポイントとなっていきます。

仮定した人の発言から誰が本当のことを言っていて、誰が嘘をついているのか、まとめながら考えていきましょう!!

・正直者は絶対に全て真実を言う。

・嘘つきは必ず全て嘘をつく。

この基本ルールを守りながら1、仮定し、2、矛盾がないかを探し、3、全体を整理する。この3つのポイントを押さえて、焦らず、一つずつ検証する意識で解くと、自然と答えにたどり着きます!

繰り返しいろいろな問題を解いていけば、得点源になりますので、頑張っていきましょう💪

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